ちょっとしたことが口論となり、殺人を犯した俺は警察からの逃避を図るため、あるもぐりの医者のもとに・・・
もとの俺と分からなければよかったのに・・・
こんな姿にされてしまって・・・
肩が凝るほどの巨乳、細くくびれたウエスト、むっちりとした安産を想像する巨大なヒップ。
そしてなにより綺麗に整形された俺の顔は女にしか見えない。
さらに・・だ・・・・
性転換手術をして・・・あそこまで女にしてしまいやがった・・・
膣だの子宮だの・・・卵巣?まで移植?
なんかなんとか細胞で作ったらしい・・・
おかげで俺の身体は毎月の生理を経験する女のようになってしなっていた。
ん?・・・
“生理”・・・
俺に子供ができるのか?
赤ちゃんができるのか?
そんな不安と期待を心に秘めながら今日も生活のために男に生ハメさせている。
同時にグラビアの撮影も生活のためだ。
そんなこんなでKカップの乳房で人気も上昇中だ。
そんな女の子の生活の中で、心まで女の子に成りつつある俺にあるとき“ビクン”となる性行為があった。
子宮に精液を受けている時だった・・・・
男だったという意識の内での性交だったので避妊などしていない。
“男”の俺に子供などできるわけがない!
などという安直な考えのもとでの性交だったが・・・・
くるはずだった生理がこない事に不審に思ったあのもぐりの医者が妊娠検査をし・・・・
でまあぁ・・・出来ちまったわけだ・・・子供が・・・・
もちろん父親なんて普通は解らないが・・・
あの時感じた俺の子宮・・・・俺には誰が父親か解っていた。
それをとやかく言うつもりはない。
娼婦という仕事について、こんなことは想定のうちだった・・・
男から女への性転換娼婦としては。
だが・・・・・
あのもぐりの医者・・・・女医だったが・・・俺を完全な女に変えてしまいやがった。
下腹が突き出てきた俺は未だにグラビアを撮り続けている。
マニア向けの撮影だ・・・
次には緊縛撮影らしい・・・
なんとまぁ・・・
異常な世界だぜ・・・
もともと俺は男なんだぜ・・・
だがこうして姿かたちを女に変えただけなのに・・・
アブノーマルな世界だ・・・
そんな世界の中で俺の写真はとぶように売れている・・・
緊縛だ・・・妊婦の緊縛だぁ・・・
“うぐっ・・・く・・くるしい・・・ああん・・・あふぅ・・・ああ・・・なんか・・・快感にひたりそう・・・だ・・・・
えっ・・・おい・・・・下腹の方で・・・なんかが・・漏れたぞ・・・ん?・・・撥水?・・・・“
“オギャー・・おぎゃー・・・”
“おめでとうございます・・・女の子ですよ・・・”
撮影の途中で産気づき・・・女の子を産んでしまったよ・・・男だった俺が・・・
あの苦しく痛い陣痛に男の俺は耐え切った・・・
ん?・・・もう俺は女なのか?・・・
じゃあまぁ・・・俺から“あたし”にかえるか・・・
長いあいだあたしのお腹の中にいた我が子がいとおしい・・・
あたしの中に母としての母性が湧いてきた・・・
“んと・・・この子の名前は・・・なんでもありの・・・在りさ・・の・・・アリサ・・・漢字にすれば・・・亜梨紗・・が・・・いいかな・・・
亜梨紗・・・これからもよろしくね・・・あたしがママよ・・・優希・・・優希ママよ・・・これからもよろしくね・・・亜梨紗・・・“
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復帰、第一作めです・・・
育児に追われての作品・・・体験をもとにして書いてみました・・・