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麗羅の館ⅩⅩⅤ


第三話:今泉陽菜

朝がきた、目論見通り土曜の朝だ。俺は淫行を続けていた。彼女を淫行の虜にするためにこの土曜日曜を選んだのだった。
俺は精力的に淫行を続けた、彼女をものにするために。
菊門処女だった孝雄はすでに幾度となく官能の頂点に達していた。
「せんせ・・一回・・やすもう・・よ・・」
息も絶え絶えに孝雄が、言葉を発した。
「そうだな・・今日明日と・・・時間はある・・・」
といいながら、自分のペニスを、孝雄から抜いた、ずぼっと言う音を立てながら。
そして俺はそのまま寝込んでしまった。

孝雄に起こされるまで俺は眠っていた、淫行の疲れを回復させるために。
俺の目に映った彼女は昨夜の妖艶な姿とは打って変わり、まるで清純な少女を主わ焦る姿だった。
「・・・なんだ、今宮・・・食事をつくったのか・・・」
「おはよ・・・せんせ・・・」
「その先生というのは、違和感があるな・・」
「じゃあなんて・・・」
「・・・・・・きのうはすまなかったな、・・・」
「あやまらないで・・なんか惨めになっちゃう・・」
「そうか・・・許してくれるか・・・」
「許すだなんて・・・」
「・・・・実は俺、・・・」
「ホモなんでしょ・・・」
「分かってたのか・・・・」
「・・・たぶん、あたしも同じだから・・・・」
「そうか・・・・付き合おうか、俺達・・・もちろん、内緒になるが・・」
「・・そうね、あたしもこんなこと望んでたかもしれない・・」
こうして俺達は教師と教え子という禁断の関係を約束し、また淫行に興じていた。
それから、日曜日の午後まで淫行の限りを尽くした俺は、今度は俺の部屋で行うことを伝え帰ったのだった。

翌日の孝雄は、歩行がいくらかがに股になりながらも笑顔を絶やさない可憐な少女を演じていた。
俺も学校では教師と生徒の関係を保ちながら、自宅に帰れば掃除、洗濯など身の回りを世話してくれる妻的存在になっていた。
そして俺達の約束事は、ウイークディでの泊りはなし。
淫行は土日だけ。また、学校以外でも会う時は、孝雄は、女装。
淫行の場所は俺の部屋、若しくはラブホ。孝雄の部屋だと、いつ母にこられるか分からないから、ということだった。
またお互いの呼び方は、洋一さんに紗希だった。
こんな秘めた付き合いの中でも、紗希の成績は一向に下がらなかった。
以前にくらべ、かなり忙しくなった紗希だったが、陰でかなり努力はしているのだろう。

こんな教師と生徒の関係は、紗希が高校三年になるまで続いた。
そして、紗希が新学年になったとき、俺は他校へ異動になってしまったのだ。
今の部屋からではとても通えきれず引っ越したのだった。しかし、それでもしばらくは、遠距離恋愛を続けていたが、そのうちに音信不通になり、三年の秋には、その関係も消滅していた。

この移動、紗希には言わなかったが、今宮家の当主、紗希の父親の差し金だった。
大企業の経営者であり、県の名士でもある紗希の父親はそれなりの発言力があり、俺の勤務する香麗学園を動かしたのだった。
俺は全国にいくつも存在する香麗学園の姉妹校へと移動させられたのだった。
そこは電車で二時間くらいの距離だが、俺と紗希を別れさせるためには十分だった。

俺は紗希との淫行ができないことから淫欲が溜まっていた、そのはけ口をまた電車内で行うことにした。
無謀と言えば無謀かもしれない、一つ間違えば職を失うのだ、だから俺は騒ぎ立てないような“男の娘”を探した。
勿論紗希のように根っからのGIDはなかなか見つからない、だから見つけて俺の手でこの道に誘い込むしかなかった。

二三週間位俺の目にかなう男の娘は見当たらなかった、だが俺の執念が実ったのか、紗希ほどの美貌とはいかないが可愛い感じの男の娘を見つけ出したのだ。
二重瞼にぽっちゃりとした頬、そしてやや厚めの唇は俺の淫欲をそそるのに十分だった。
髪はやや長めだった、それは彼にその傾向があることを示していた。
通常GIDの人は長い髪に憧れる、背中を覆い隠す長い髪は女性の特権だ、その長い髪の女性に近づこうとGIDの人は神を伸ばそうとする。
この少年も普通より長い髪だった、さらに言えば手入れこそしているが伸ばし放題の髪で毛先などを揃えていない状態だった。

さらさらの黒髪は無造作に七三分けにし、耳を被い隠し肩まで隠そうとしていた。
前髪を揃え、毛先をカットしカールさせたなら可愛いボブヘアーの女子中学生に見えるだろう。
勿論、彼は学ラン姿だ、紗希のように女装していたわけではない。

俺はその容姿に胸のときめきを覚え、彼に徐々に近いていった。
そしてやっとの思いで彼の身体に密着すると、俺の手は彼に攻撃を始めたのだった。
まずいつものように手の甲で尻を触る、だが何の反応もなかった。
掌で尻を触る、成長盛りの少年の尻だ、固く紗希のような柔らかさはない。
次に優しく揉んでみた、少年は声を出すことなく恥かしそうに顔を赤らめ俯いたのだった。
俺はこの反応にほくそ笑んだ、この少年を手中に入れられると思ったからだ。

電車が少年の降りる駅に着いたようだ、少年は逃げるように急いでホームを歩いていた。
俺は密かにこの少年を尾行した、少年の素性を探るためだ。
学校には欠勤の電話を入れておいた、今日中に少年のことを知りたかったからだ。

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Author:megumi2001
仕事・家事・執筆・・・・忙しく動いています
家事は・・・新彼と同棲中・・・・なので
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