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麗羅の館XLⅣ


第三話:今泉陽菜
26

最後の手術が終わって二か月くらい過ぎた頃だった、お腹がしくしく痛むのだ。
最近、裕美さんに教えてもらい、アタシが料理を作っている。
だが胃の痛みとは違うようだ、下半身の、あの局部の奥がしくしくするのだ。
手術後の悪化と思い、裕美さんに相談してみた。

「・・・裕美さん・・・あのぅ・・・じつは・・・あっ・・・」
しくしく感からジワッとした感じになり、穿いていたショーツが濡れる感じがしたのだった。

「ん?・・・あら・・・来たのね・・・とにかくスカートを脱いで・・」
「・・・・・・・」

アタシは同性に下着姿を見られる恥かしさを押し隠し、ひらひらした超ミニスカトートを脱いだのだった。
そしてショーツを降ろしたが、下半身は相変わらず豊満な乳房のせいで見えない、それでも覗き込むように下半身を見た。
アタシには陰部に繊毛はない、ご主人様からのたっての希望で永久脱毛されていたのだった。
そのせいか肌がきめ細やかになり、童女のような割れ目をしていた。
つるつるのパイパン姿を裕美さんに見られることを恥かしく思いながら、裕美さんにはすべてを見られていることを思い出していた。

そして、膝まで降りたショーツに目をやるとクロッチ部分に赤いしみがあるのを見つけたのだった。
勿論鮮血ではない、やや黒ずんだ赤い血だった。
「・・・・・・・・」
「ほらね、あなたにもメンスが来たのよ・・・生理が・・ね」
「・・・これって・・・」
「あなたが妊娠しなければ毎月来るわよ、憂鬱な日がね・・・女の子がブルーデイっていうのが分かるわ・・・」

そのあと裕美さんから女の子の基礎を学び、生理の仕方も教わったのだった。
もちろん一日では終わらない、その日から毎日のように女の子について学び、カレンダーに初めての日を記録したのだった。

外見上、どこがどう変わったのかわからない、だが指を膣の中に入れるとその違いがはっきりと分かる。
指を締めつけてくるのだ、ダイレーターを入れていた時、締め付ける訓練はしていたがここまでではなかった。
麗羅先生には悪いが、所詮造りものもは造りものであり本物を超えられない

だが、その本物をアタシの中に造り上げた麗羅先生の知能・技術は凄いものがある。
そして三度目の経血を終わった後、裕美さんはアタシに別れを告げたのだった。
「あなたの希望に副う身体になるまで随分かかったけど、あなたはもう完全な女の子よ、子供も産めるしね、早くあなたの妊娠の知らせを聞けるといいわね」
「・・・というと・・・アタシ・・・あの・・・」
「そうよ・・・あなたは横田さんの所に行くのよ、幸せに・・ね・・」
「・・・・」
「あらあら・・泣くことはないわ…今生の別れでもないしね、あなたのはこれからもわたしの仕事を手伝ってもらうから・・・」
「・・・ぐすん・・でも・・」
アタシは女性化に伴い涙脆くなっていた、またここでの生活のなかで裕美さんの仕事を手伝う内に、幾分なりとも裕美さんのお手伝いができるようになっていたのだった。
また香月家とアタシのご主人様・横田はダークな部分での付き合いなので、必然的にアタシも汚れ役をするようになるだろ。

“麗羅の館”に入るときは大き目の旅行鞄一つだったが、出ていく時は二tトラック一杯分の荷物だった。
勿論、破棄したものもある、だがどうしてもの品物を“麗羅の館”から運び出している。
そのほとんどが衣類、装飾関係だった、家具、電化製品などはここに置いたままでよかったが衣類に関して、特にオーダーメイドの下着、ワンピース、アンサングル類は手放しことはできなかった。
下着は愛着があるというより、身体にぴったりとして、身に付けていて気持ちがいいのだ、なので手放すことなどできなかったのだ。

アウターも同じだった、特に体の線を強調するようなボディコンなどはラインを綺麗に見せてくれるオーダーメイド作品をアタシは好んで着ていたのだった。
顔は童顔で、高校生と見紛うような容姿にはじけ飛ぶような豊満な乳房に安産型を思わせる豊かなヒップ、さらに六十センチをはるかに下回り、五十センチの中ほど位まで絞り込んだウエストは外人女性を思わせ、嬉しいことに麗羅先生は脚も長くしてくれたのだった。
ともあれ、二十六歳だったアタシはこの三年間でハイティーンの肌の張りを持ち、男の視線を釘付けにする豊満な女性に変わったのだった。

時はゴールデンウイーク明けの五月上旬、胸の谷間が見えるようなブラウスに屈めば下着が見えるようなひらひらのミニスカートに身を包んだアタシはご主人様横田さんのよこしたお迎えの車に乗り込んだのだった。
プロペラのエンブレムの付いた高級外車の後部座席から見える街並みが新鮮に見える。
希望通りの身体になり、これからの新しい生活への期待感からなのだろうか、アタシの心は夢見る乙女のように弾んでいた。
プロフィール

megumi2001

Author:megumi2001
仕事・家事・執筆・・・・忙しく動いています
家事は・・・新彼と同棲中・・・・なので
更新、遅れ気味で・・・

長い目で見てください

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