第三話:今泉陽菜
11彼女の名前は岡村隆夫といった、一人っ子らしい。
両親は二人とも孤児院育ちで他に身寄りがない、だから両親は多くの子供が欲しかったらしいが隆夫の出産が難産で、出産のとき子宮に傷を負ってしまい、母親は子供のできない体になってしまっていた。
そのせいか隆夫は両親に溺愛されていた。
また両親は女の子が欲しかったらしく隆夫を女の子の服装を度々させていた。
このあたりのことは紗希と似ている。
なので必然的に隆夫の心の中に女の子になりたいという願望が湧いてきていた。
家の中で女装しても咎められなかった、だが世間体を考え外出時は男の子の格好を強いられていた。
当然幼稚園、小学校と男の子として普通に通ったが、中学に入ると隆夫の気持ちの中に男の子の姿でいることに苦痛を感じ始めていた。
そんな心が葛藤しているところに俺が入り込んだらしい、彼女は女の子として扱ってくれる俺にのめり込んできた。
俺と会う前に腸の中を綺麗に洗浄し、菊門淫行を待ち受けていた。
俺としてはそんな彼女がいじらしく見えてくる、もちろん俺には好都合の相手なのだが。
紗希とは違い彼女が両親と暮らしている都合上、会う場所、淫行する場所は俺の部屋でということになった。
勿論、泊りなどさせるわけにはいかない、共稼ぎの母親が帰ってくる時間に間に合わせ帰すことにしていた。
それでも週三回から四回は淫行に励んでいた。
季節は初夏から猛暑を過ぎ、秋も終わりの季節になっていた。
この半年の間、淫行を重ねるたびに彼女は女のように淫声を上げ、女のような立ち振る舞い、女のように恍惚に酔った表情をするようになっていた。
まだ十四歳になったばかりの少年が少女に変わっていく姿を俺は垣間見ていた。
髪も出会ったときに比べかなり伸びてきている、だがあの紗希には遠く及ばない、やや髪の長い少年だった。
「あん・・あん・・・あぁん・・・あふん・・ああ・・いい・・いく・・わぁ・・・」
今日も俺達は淫行に励んでいる、彼女の両親が旅行に行ったのだ、ついて行かなかった彼女は初めて俺の部屋に泊まり、昨日から俺と淫行している。
その痴態はまるで女の子であり、この半年の間彼女は女の子のような丸みを帯びた体になっていた、と言ってもまだまだ少年の身体だった。
俺は事あるごとに紗希と比べている、紗希は俺と出会ったときにはすでに女の子の身体を作り上げていた。
だからといって俺は彼女にそうしてほしいとは思わない、俺の性嗜好はあくまで淫棒をもった少女らしい少年なのだ、このままの彼女でよかった。
俺は淫棒を彼女から抜きとると彼女の菊門は大きく口を開けたままひくひくとしている、そしてその空いた菊門からは俺が注ぎ込んだ淫精が滴り落ちていた。
綺麗だった彼女の菊門は俺との淫行で色素沈着し土留め色の変わっている。
彼女の淫棒も俺とも淫行のたびに勃起し、たくましさを増していた。
その淫棒を見て俺は自分の中に入れて欲しいと思うようになっていた今日この頃だった。
彼女との淫行に疲れた俺は明け方に眠ったのだが、昼近くにチャイムの鳴る音がする。
『誰だろう・・・俺を訪ねる人なんか・・・』
俺は起き上がりのろのろと玄関に向かっていった、そしてドアを開けるとそこには薄手のセーターにジャケット、チェックのミニスカート姿の可憐な少女が立っていた。
「紗希・・??・」
「へへへ・・・きちゃった・・・」
「・・・どうしたんだ・・・・」
「ちょっとね・・・ねえ、はいっていい?」
「・・あっ・・ちょっと・・・・」
「・・・・彼女、いるの?・・・・いいわよ、いても・・・・歩き疲れちゃったから、中に入れて・・・」
と言うなり、紗希は俺を押しのけて、部屋の中に入っていった。
カーテンを引かれた南向きの部屋は、布団が敷かれ掛け布団が大きく膨れていた。
『まずい・・彼女が・・・・まだいる・・』
きょろきょろ見渡している紗希の後から俺はついていった。
紗希は、くすっと笑い、
「せんせ・・そこにいるの、彼女でしょ・・おーい、そこの彼女・・・出てきていいよぉー・・・」
紗希は、布団に向かって叫んでいた。
もこもこと布団が動き、ぬっと顔を出た子を見て、紗希は驚いてた。以前の紗希に酷似している彼女を見つけたのだ。
「せんせ・・・・前のわたしがよかったの?・・整形する前の・・・」
「・・・そういうわけじゃあ・・・・」
「・・・・いいわよ、・・・久しぶりに会って・・・いじめるわけじゃあないから・・」
笑みを絶やさない紗希だったが、俺の心の中は複雑だった。
顔を出した彼女の上半身が紗希の目に入った。胸がない。男の子だ。それでも、髪の毛はショートカットの女の子のようだった。
「せんせ・・シャワー、ある?」
「・・・・ああ、・・そこに・・・」
「そ・・・・・ねえ、きみ、・・・・・シャワー、浴びない?・・」
言葉を発することなく、彼女はうなずき、パンツを穿き始めたのだ。
そして彼女は女の子がするように両腕をクロスさせて胸を隠しながら風呂場のほうに歩き始めた。
彼女にしてみれば淫行の証の精液を流そうとしたに違いない、だが紗希も彼女についていったのだった。
浴室に入った彼女のあとから、下着姿の紗希も入っていく。
温度調節をした彼女は、お湯になるのを待っていた。
そこへ下着をとった全裸の紗希が彼女の前に姿を現した。
彼女は紗希の股間の小さな淫棒に驚いたようだったが、紗希はかまわず彼女の手からノズルを譲り受け、温度を確かめ、彼女にシャワーを掛け始めた。
「・・・ねぇ・・・きみ・・・なまえは・・」
「・・・・隆夫・・・」
紗希は、目を丸くした。しかし、何食わぬ顔をして、
「先生には、なんて呼ばれてるの?・・」
「・・・・早紀・・・」
これにも驚いた。
「・・・歳は?・・・」
矢継ぎ早ではないがゆっくりとした、紗希の質問に、早紀のほうも小さな声で答えていた。
「・・・14歳・・・」
「じゃあ・・・まだ中学なんだぁ・・・」
「・・・はい・・・」
「早紀って名前は?・・・・」
「よ・・あっ、・・・先生が・・・・」
「洋一さんでいいわよ・・・」
「・・・・・お姉さん・・・先生の・・・・」
「・・・ん、・・・昔のお友達・・・・」
「・・・男の人?・・・・」
「昔は・・・・」
逆質問にあっている。
「お姉さん・・・・綺麗ですね・・・」
「・・・君も綺麗になりたい?・・」
「・・・・うん、・・・いつも、先生に言われる・・・・」
「なんて・・・・」
「早紀は早紀でも紗希違いだって・・・・」
「・・・・そう・・ひどいね・・・」
「・・・どういう意味かなって・・・・・」
「・・・意味、分かった?・・・」
「・・・お姉さん、サキっていうんでしょ・・・」
「・・・ちがうよ・・・・」
「・・・・サキお姉さん、・・ぼ・・・わたし、綺麗になりたい・・・」
「・・・そう・・じゃあ・・やってみようか・・・・」
「・・・うん・・・」
なにやら怪しい雰囲気になったいた。