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麗羅の館X X XⅢ


第三話:今泉陽菜
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寄り添うように歩く俺たちの後ろから声質の低いブーイングが聞こえてくる、そうなのだ、俺を誘った彼というのはちょっと年は言っているがなかなかのイケメンだったのだ。
そのせいで彼からの誘いに俺も間髪をいれずに同意したのかもしれない、だがこんなイケメンがホモだとは、彼がそうなるにはきっと何かのトラウマが、そう思わずにはいられない俺だった。

見た目は男女カップルの俺達は部屋に入るなり、濃厚なキスを繰り返していた。
舌と舌が絡み合い、お互いの唾液を吸いあう、まさに淫行だけが目的の二人だった。
こんな行為は神の意図とは違う、動物の交配は子孫を残すためであり、人間以外の動物はそのために時期が来れば交配するのだ、だが人間は交配の時の快楽を知ったのだ、そして与えられた知能で避妊の方法を考え、快楽だけを求める交配、いわゆる淫行を望むようになっていったのだった。
その中でも菊門を使った淫行などは神も認めない男同士の淫行なのだ、その神の意向に反する淫行を今俺たちは行おうとしている。
男同士、女同士の交配に子孫繁栄はあり得ない、だが俺たちはただ淫欲だけのための淫行をしようとしていた。

俺は濃厚なキスをしている間に服を脱がされベッドに横たえさせられていた、そして全身を愛撫され官能の坩堝の陥っていた。
人工乳房を装着するとき内側に小さな窪みがあり、そこに乳首を当てるようにと説明書に書いてあった、今日はその様にしたのだ。
今まではただ無頓着に装着するだけだったが、その説明書のことを思い出し言われたとおりに装着したのだ。
そうすることによってだろうか、乳首を愛撫されると途轍もない快感を憶えた、おそらく人工乳首への愛撫が増幅され自分の乳首に伝わってくるように造られているのだろう。
俺は今までに味わったことのない快楽に身体を弓反りにして受け止めていた。
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あまりの淫楽にタックの接着が剝がれ、俺の淫棒は身体に密着するほど反り返っている。
その淫棒を彼は口に含みフェラチオを繰り返していた、いつも俺がしていることを今日はされているのだった。
そして淫欲のはてに彼の口の中に大量の精液を吐き出したのだ、女になりたいという自分には恥かしい行為だったがそれを彼は全部飲みこんでくれたのだ。
お返しに俺は彼の陽根を咥え、大きく勃起させた後、騎乗位で菊門に迎え入れたのだった。

入れた後、体位を変え、俺はドッグスタイルで彼の物を受け入れ、彼は俺の尻に股間を打ちつけていた。
「あん、あん・・・・あうん・・ああぁ・・」
「はっ、はっ・・・」
俺の淫靡な喘ぎ声と彼の激しい息遣いが部屋中に響き渡っている。
だが男同志の淫行なのだ、所詮倒錯した世界なのだ。
だがその世界の中で俺たちは淫欲に溺れていた。

何度逝され、何度頂点に達した分からない、兎にも角にも俺の菊門の中は彼の精液で満ち溢れていた。
そしてこの淫行は浣腸と同じで俺は急な便意に襲われたのだった。
俺は彼に淫棒を抜いてくれることを哀願し、急いでトイレに駆け込んだ。
そして便器に座るや否や俺の菊門からは大量の精液が流れ落ちたのだった。

トイレから出た俺は汗まみれの身体を清めるため浴室に入りシャワーを浴びることにした、その移動中でも俺も菊門からたらたらと精液が流れ落ちていた。
そして俺の菊門は閉じることができないほど開き切っていてぽっかりと大きな穴を開け、中が見えるほど曝け出していたのだった。

メイクと鬘を取った俺の男姿に彼は更に欲情し、再び開き切った菊門に挿入し始めた。
「あん・・あん・・ううん・・ああん・・」
俺の喘ぎ声が再び部屋の中を響きわたる、そして俺はまたアクメに陥ったのだった。

疲れ果てた俺は最早バックでの挿入では受け入れるための四つん這い状態を支えることはできなかった、しかし彼は俺の身体を反転させ、片脚を大きく持ち上げ正常位で俺を攻め立てたのだった。
散々責められることで俺の淫棒は強度を増し、身体に着かんばかりに反り返っている。
そして俺はそれを扱くのだった、こうして淫菊に挿入され自分の淫棒を扱くと俺の高ぶりは頂点に達し、精液を腹の上に飛び散らし、恍惚に酔っていたのだった。

夜も明け散々責め立てられた俺は足腰も立たないほど疲れ果てていた、それでも一緒にラブホを出ようと思ったが俺にはまだ化粧という必須作業が残っていたので勤めのある彼を先に返し俺は鏡台の前に座っていた。
別れ際、彼は俺に『また会えるかなぁ・・今後も付き合って欲しんだけど・・』と、交際を求めてきたが、俺は『・・明日からアタシ・・・女の子になるために入院するの・・・・今度会う時は女の子でもいいのなら…』と、やんわり交際を拒否したのだった。
真性のホモである彼には陽根を持つ女の子、いや男の娘で負ければ欲情しないのだ、かつての自分がそうだったように。

俺はホテルから出るために鏡台に向って座っている、これまでに練習してきたメイク術で男顔から女の子へと変身させていく。
メイクというものはやり方ひとつで全くの別人に変わる、明暗を変えることによって負の部分を消し、男の特徴を隠し女の子のような顔へと作り変えていくのだった。
今試みているのは清楚な女への変身だった。
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何度も言うようだが俺の顔のつくりは悪くない、いわゆるイケメンだ、その顔に色々な手法で女顔に変えていったのだった。
そして思った以上の出来栄えに俺はホテルをチェックアウトし、帰路に着いた。
車は家に置いてきたのでタクシーか電車でしか帰る方法なない。
電車なら通勤時間なのだ、多くの人の目に晒し、電車内では痴漢に遭うかもしれない。
俺は痴漢に遭うという想いが湧いたとき遭遇したいと思った、なぜなら紗希も早紀も痴漢行為でものにしたからだ。

とりあえず服装のチェックをするため開店しはじめた店のガラスに自分の姿を映してみた、そしてその姿は驚くほど扇情的であることに気が付いたのだった。
まず簡単にめくれ上がりそうなひらひらの超ミニスカート、偽造ではあるが豊満な乳房、そしてその谷間を誇示したデザインのワンピ、どれをとってみても扇情的だった。
勿論、この姿で純女とは思われない、お金のないオカマがタクシー代を浮かせるために電車で店がはねたあと帰るのだという設定のように見られがちだった。
そのためか近づいてくる男はいなかった、よくよく考えれば俺は気に弱そうな男の子を選んでいた。
他の痴漢も同じだろ、今の俺ではとて標的にはなりえない。
期待していた分、結果のなさに落ち込みも多少あった、そして俺は更に完璧な可愛い女の子になりたいと思うようになったのだ。
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megumi2001

Author:megumi2001
仕事・家事・執筆・・・・忙しく動いています
家事は・・・新彼と同棲中・・・・なので
更新、遅れ気味で・・・

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